ゴールデンスランバー
原作:伊坂幸太郎(2007/11/30)
監督:中村義洋
主演:堺雅人
2010/01/30公開
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、2日間の逃亡劇。
ちょっと重いかなー、と思いつつ、見てきました。
せっかく書いたので、メモから感想を転載です。
重かった、けど、まあ伊坂テイスト全開というべきなのか(笑
よく考えたらひどい状況ひどい話なのに、コミカルだったりほのぼのだったり
最終的な後味は、悪くない感じでした。むしろやさしい。
人と人の、ささやかなつながりが生むドミノ倒しやフィクションならではの連携プレー。
現実ではこうはいかないよねーと誰もが判ってるけど、でも、こうだったらいいなって
思うようなことが、ギリギリのラインでリアルに描かれていて、アリだなって思える。
ファンタジーにはなってない描写が、とてもよかったです。
なによりも、堺雅人さんがいい!
いやほんとに、堺雅人さんがいい!(大事なことなので2d(略
真剣に困ってるんだけど、なんかぽやんとしてて、なんか困ってなさそうに見えてしまう
そんな持ち味が、それ単体では重過ぎる主題を、いい感じに中和してくれてたように
思います。
原作:伊坂幸太郎(2007/11/30)
監督:中村義洋
主演:堺雅人
2010/01/30公開
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、2日間の逃亡劇。
ちょっと重いかなー、と思いつつ、見てきました。
せっかく書いたので、メモから感想を転載です。
重かった、けど、まあ伊坂テイスト全開というべきなのか(笑
よく考えたらひどい状況ひどい話なのに、コミカルだったりほのぼのだったり
最終的な後味は、悪くない感じでした。むしろやさしい。
人と人の、ささやかなつながりが生むドミノ倒しやフィクションならではの連携プレー。
現実ではこうはいかないよねーと誰もが判ってるけど、でも、こうだったらいいなって
思うようなことが、ギリギリのラインでリアルに描かれていて、アリだなって思える。
ファンタジーにはなってない描写が、とてもよかったです。
なによりも、堺雅人さんがいい!
いやほんとに、堺雅人さんがいい!(大事なことなので2d(略
真剣に困ってるんだけど、なんかぽやんとしてて、なんか困ってなさそうに見えてしまう
そんな持ち味が、それ単体では重過ぎる主題を、いい感じに中和してくれてたように
思います。
彼はこのあとどうやって生きてくのかなって、それを考えるとやっぱり重いんですよ。
河口に上がった死体って、やっぱり処分された替え玉氏だろうし。
国家権力こえー、とか。
本来の顔も失って、戸籍も無くて、家族にも友人にも、正面きってはもう会えなくて。
でも、青柳さんならきっと、あの大変よくできましたを勲章に、ちょっと困った顔しながら
生きていってくれるのかなーって。
だけど、痴漢は死ね!の書初めとか、大変よくできましたの判子だったりとか。
正直、やられた!と思いました(笑
弱いのよーこういうベタなの!
エレベータのボタンの押し方と、背中だけでピンと来ちゃうとか。
でも、正面からは再会しない、とか。
お前それ、チクりに来いよ、ってやっぱり伏線だったのね、とか。
そういう細かいエピソードで、本来山積みのはずの問題をすっかり押し流してしまった
力技は、もはや天晴れというべきなのでしょう(笑
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