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2024/05/18 14:46 |
死霊遊戯
ついにこの日が来ましたよ!
安原少年、ここに堂々と登場であります(おおげさな

というわけで、ゴーストハント4 死霊遊戯の発売日でした。
今回のカバーカラーは黒。
闇の中の校舎におらわくわくしt(略
裏表紙は、リンさん&安原少年、という予想は半分だけ外れて、リンさん&ジョンでした。
しかしこのリンさん、漫画版を読んでなくて原作も初読の人は、コレ誰…?ってなるんじゃなかろうか(笑                     
カバーの黒と夜の闇に溶け込むような、ふたりの黒衣が印象的な裏表紙でありました。
リンさんかっこいいよリンさん!
主に括弧書きで、今どうしてるかを補足されてるリンさんも、小野主上にすら「リンさんを忘れないこと!」って付箋をPCに貼られてるリンさんも大好きです。
今回やっと見せ場だね!人形の檻でも働いてたけど、その披露はナルに持ってかれたしね!
表紙の偶人は、ある意味ネタバレだと思います(笑

しかし、今回の裏表紙がリンさん&ジョンということはですよ。
7巻は麻衣&ナルに回帰(あるいはあの人参入)はガチとしてですよ。
6巻は90%の確率で綾子がピンで来ると思っているので…問題は5巻だなあ。
まさか、リンさんとジョンがセットで、安原少年がピンってこたーなかろうと思うので、個人的にはここで、まさかのまどか嬢に期待したいところです。(ぼーさんと真砂子がピンだったので、綾子のピンは有りだと思う。いやそうするとなんかジョンとリンさんに悲哀が漂うけど・笑)
安原少年&まどか嬢の調査隊コンビとかどうでしょう。そうすると、作品内容にもフィットすると思うのですが。
でもって、カバーカラーは赤、あるいは紅と予想。
ああ7月が待ち遠しい!気候以外は早く7月になればいいのに!(笑

内容については、今回のリライトでは、緑陵高校のイヤーなところが大増量で、閉塞感が半端なかったです。
生徒たちによる、学校の締め付けに対する考察(主に安原少年だけど)が追加されていたのが興味深かったかな。
松山先生の嫌さも大増量。
最後にへたれて、文句が減ったのは…まさか、ツンデレ?(バカを言うんじゃない
前回の乙女ノ祈りもそうでしたが、ただたんに「こういう学校なんです」っていう説明だけでなく、その具体例や根拠が描写されているのは、とても安定感があって安心しますが。
そして、今明かされる、3年生の1月に何故安原少年が生徒会長なのか、の理由(笑
彼の有能さや人望というものをまざまざと見せ付けられました。
描写や話運びが濃やかになった分、余計に彼の気の回りっぷりと手回しの良さと、人遣いの上手さが前面に出てきたのではないかと思います。
くそう。この出来杉くんめ!(笑

今回は少なかったニューカマー土岐田さんと錦戸くんも良い味を出していました。
素敵な大人だなあ土岐田さん!
錦戸くんも、頑張って良い生徒会長になってほしいものです。
あとは、漫画版では尺の都合か出番の終わってしまっていたタカと笠井先輩が、ちゃんとSPRに出入りしてて嬉しかったです。
麻衣と真砂子の友情もいいけど、タカと笠井先輩にいじられてる麻衣も、なんだか普通の女の子してて大変可愛いものです。
しかし笠井先輩は、一定時間リンさんと資料室にお篭りの機会が多いわけですが…どんな会話してるのかしら。間はもつのかしら。
そこのところ、一度詳しく聞いてみたいものです(代わって欲しくは…ないかも・笑

事件そのものは、比較的骨子がしっかりし始めた時期に入っているので、大きな違いはなしでしたが、後半までちゃんとマスコミの描写があったのが良かったです。そういえば、マスコミに騒がれた事件だったものね…この事件(笑
あと、なんか怖くなってる!(笑
いや、それは既刊すべてにも言えることなんですが。
特に、開かずのロッカー!
嫌過ぎる!開けたら中から閉めなおされるロッカーとか、嫌過ぎる!(笑
乙女ノ祈りのつきまとうノックの描写もたいがい怖かったけど、旧校舎怪談の宿直室もたいがい怖かったけど。
ちらっと見えるあれは、ほんとに嫌過ぎる。
LL教室のアレも、描写が詳細になってるしなあ。
あんなめにあったら、そりゃ泣くしパニックするし登校拒否だってするよ!
そして、驚いてはいたものの、動じない安原少年がすごすぎる(笑
彼は…本当に大物になると思います。

あと、4巻のお楽しみとしては綾子のお部屋拝見がありましたね。
観葉植物に溢れた高級マンション。
これだけで彼女のキャラクター性が明確に現れてて、素敵なお部屋だと思います。
そして、煙草ふかしてるぼーさん。
…あれ?ぼーさんの煙草描写って、他にもあったっけ?あれ?
そして…果たして綾子の部屋に灰皿はあるのか…?って、そういえば綾子も煙草呑みだったわ。どんどん忘れられていく設定だけど(笑
まさか、綾子が非喫煙者なのに、ぼーさん用の灰皿が置いてあったらどうしようって思ったよ!>私信(笑
そしてこのあたりからどんどん発揮されていく、綾子の世話焼き属性。
ただ家事が出来る、とかだけじゃなくて、しゃらっと着物の染み抜きまでもこなしちゃうあたりに、お育ちの良さを感じます。

そしてラストシーン。
ナルの謝罪(?)シーン。
色々削ぎ落とされて、とても、リライト版のナルらしかったと思います。
彼らの間に甘さを求めたい層の読者さんにはさみしいかもですが。
みなまでは言わないのが、やはりナルだと思うので。

さて、今回も堪能したゴーストハントですが、これでついに折り返し地点を過ぎてしまったというわけで。
残すところ、あと3作。
早く読みたいような、もっとずっとわくわくしていたいような、複雑な気分です。

そういえば、挟み込みのチラシで「全巻購入者特典」について触れられていたんですが…。
え、これ、どういうこと!?
そんな話、今までなかったよね…?
全巻購入って、どうやって判断するの?どうやって応募するの?
帯とかチラシじゃあ、買った書店によっては抜け落ちもありそうだしなあ。
まさか…本を切り取れとか…言わないよね…?
そんな、もう一冊購入フラグは…嫌だからね!?
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2011/05/20 23:55 | Comments(2) | TrackBack() | 本のハナシ
県庁でおもてなしされ隊

新聞連載時から、読みたくて読みたくてうずうずしていた、有川さん最新作「県庁おもてなし課」を、ようやく堪能し終わりました。
読み終わったその返す刀でもう一回、最初から読むとか言う、気持ち悪い読みっぷりだったんだぜ(笑

感想としては、なんていうかとにかく本当に。
有川さんは、本当に高知が大好きだなあ。
有川さんは、本当に馬路村も大好きだなあ。
有川さんは、本当に仁淀川が(以下略
そうだ、高知行こう。と言いたくなる仕上がりでした。
むかーし一度行ったきりなんですが、そういえば初めて見た太平洋は、高知からの眺めだったなあ。
作中にちらっと出てきた、市立か県立どっちかの動物園も行った覚えがあります。
なんか、頭から齧られそうなでかさのヘビが居たようなうろ覚え。

それにしても作家吉門氏が、有川さんの分身に見えてなりません。いや、誇張されてるだろうけど。
1ヶ月の価値とその取りこぼしについての会話を読んだときに、なんの疑いも無く
「これ、なんてノンフィクションだよ!」
と爆笑していたのですが、あとがき読んだら、ほんとにほぼ実話だったっていう…。
もちろん多分に誇張はされているのでしょうけど。
こういう美味しいネタを逃さない、有川さんの職業作家的抜け目無さは大好きだ。

主人公の掛水くんと多紀ちゃんに関しては、ちょっともやっとしたりしなかったり。
ふつーの人のいいお兄ちゃんと、ちょっと小回りの利くふつーの可愛いお姉ちゃん的造形なふたりなんですが、なんていうかね。
こんな理想的な普通の兄ちゃん姉ちゃんとか、いないよ(笑)っていう。
多紀ちゃんちょっと良い子すぎるのよー。もっと掛水くんを振り回してもいいくらいなのに。
でも、吉門氏を挟んでやっかみ合ってるとこは可愛かったです。
吉門家の人々の方が、いかにもキャラが立ってる感じで良いフィクション感でありました。
というか、清遠のおいちゃんが格好良過ぎるのよ。
なによその大胆さと抜け目なさと、そして絶妙すぎる立ち位置の距離感。
民宿きよとおには、是非いってみたいです。
そして吉門氏の、強気なへたれっぷりもちょっとツボ。掛水家でぐだまいてるところはちょっと可愛かった(笑

三匹のおっさんも、続編の連載が始まったそうで。
書籍にまとまるのが楽しみでなりません。ああ待ち遠しい。

って、その詳細を確認しに公認サイトに行ったら、図書館戦争文庫版への書き下ろし短編が寄稿されてた!
図書館戦争の文庫化に当たって、DVDの初回特典だったいくつかの短編+この書き下ろしを収録することにしたところ、いろいろ苦情とか諸々が紛糾した結果の措置らしいです。
曰く、DVD初回版を購入し、単行本を持っている人に、書き下ろし1本のためだけに文庫を買わせるのが心苦しいための措置であること、初回DVD持ってるけど、原作は文庫待ちだった人へのケアにはならないこと、特典小説を収録しない文庫を希望していた人には応えられないということ。ネット環境にある人に対してしかケアできないこと。そして、それらに対するお詫びの文章が添えられていました。
正直、やりきれない。
面白い物語を、提供してくれているだけでありがたい人に、こんな形で謝罪させるとか、なんなんだ。
というか、自分の好きな作家、こんなことで磨り減らせてどうすんの。
版権持ってるのは出版社であり、そもそもの権利は著作者にあるわけで、本当なら好きにしていいところを、こんなに気を遣わせてどうすんだよ。
文庫を短編のためだけに買えないなら、図書館にリクエストするでも人に借りるでもすればいいじゃない。
それともなにか。特典小説のレアリティが下がるのが嫌なのか。どんなわがままだ。
嫌なら、買わない、という選択肢が用意されてるのにね。
図書館戦争という作品に、思い入れがあるのか無いのか、どっちなんだと。

特典小説の文庫収録程度で文句言ってる人は、レーベルを変えての新装版が続々出てる作品とか、昔出した同人誌に加筆修正して出版された本とかも、無理なんだろうな。
ちなみに私は、たとえ内容が重複しても、どんな版も手元に置きたいコレクター派なので、そんな葛藤とは無縁です。コレクター派のくせに、レアリティにはあまりこだわらないしな(笑
有川作品はすべてハードカバーで買うことを決意してはいるけれど、持ち歩きやすい文庫落ちは大変に歓迎するところです。たとえ書下ろしがなくとも。
そして、金さえあれば、特典小説があろうとなかろうと、DVD購入に価値はあるし、ね。

あー、なんかもやっとするわ。


2011/04/11 23:56 | Comments(0) | TrackBack() | 本のハナシ
乙女ノ祈り
遅くなったけれどもゴーストハント、リライト版第3巻「乙女ノ祈り」の感想です。

3月18日発売、ということで予定通り入荷されるかなーと危ぶんでいたのですが、翌19日に書店に行ってみたらば無事入荷されておりました。万歳。
ありがとう、出版社の方々。ありがとう、運送業の方々。

というわけで、乙女ノ祈りです。
内容から鑑みると、なかなか皮肉なタイトルでありますが。
カバーも乙女のどピンク。表紙は湯浅女子高校の乙女のみなさま。約1名乙女じゃない人も居ますが(笑
裏表紙は真砂子嬢です。だって乙女だから。
この真砂子はかーわいーなーお人形さんのようだ。
でも内容的に真砂子の見せ場ってそんなにあったっけ…?と思ったらば、ですよ。
大筋のストーリーは変わっていないのに、事件自体がぐっと複雑化して、真砂子嬢の能力がクローズアップされておりました。
彼女に見える霊と見えない霊。その辺りも、もしやこれから掘り下げられるのかしら、なんて期待も抱いたり。
麻衣が俄然活躍を始める区切りの話でもあります。女子高という、ある意味他の誰よりも麻衣に向いたこのフィールドが始まりというのは、ほんとに上手いなーと思います。能力を現し始めるのが、実に自然に見える。
そんな感じで、「乙女」たちの話だったわけですが。

この話って、シリーズ中一番、読み返しづらいんですよ。
なんていうか、後味悪くて。
一番、人間の嫌なところがクローズアップされてる気がします。次点は次の緑陵編かな。
事件を解決して、すっきり。というわけには行かない。なぜならそこに、壊れてしまった人がいるから。
死者が出てしまう先の話も、別の意味で辛いといえば辛いんですが。

旧校舎階段で、RSPKのエイジェント候補として麻衣と黒田さんの名前を挙げるとき、旧版では麻衣の名前を挙げるのをためらっていたナルですが、リライト版ではきっぱりふたりとも怪しいと言い切ってました。
そういう意味での、ためらいとか手加減をさっくり切り捨てた感のあるリライト版でのナルが、今回では、最後に犯人の名前をメンバーに告げず、内密に事を終わらせようとしている部分はそのまま残されていたのは、なんとなく深読みを誘います。
事が事だけにね、やっぱりナルにとって他人事じゃなかったのかしら、なんて。
あれで意外と英国紳士(byあのひと)らしいので、やっぱり虐げられた弱者に、止めを刺すのは本意ではないのかしらね。そういえば、黒田さんのこともぎりぎりのところでかばってたしなー(社会的な面で

次回はいよいよ、安原少年の出番です。
あー楽しみだー。リンさんもほぼ初めて、調査以外の仕事があるしね!(笑
というわけで、次回の裏表紙はこのふたりと予想してみる。
綾子の裏表紙登場は、最大の見せ場のある吉見家編かなー、なんて。>せろり嬢

2011/04/06 01:01 | Comments(2) | TrackBack() | 本のハナシ
ゴーストハントに思うこと
人形の檻読了以降、暇さえあればコミックスとりライト版2冊をしつこくしつこく読み返してます。
なんだろう。読めば読むほど飢えてくるようなこの感覚(笑
2巻が発売されたばかりだというのに、次巻が待ち遠しくてなりません。
足りないー足りないよー読んでも読んでもSPR成分が不足するんだ(笑
こうなってくると、旧版を実家に置いてきてしまっているのが悔やまれます。年末に持って帰ってくれば良かった!

あまりに飢えてきたので、ここ数日GHサイト巡りに勤しんでおりました。
新旧取り混ぜて、結構あるもんですな。
熟成されたジャンルだけに、調査物の作品でも時々、おっ!と思うような作品に出会えるとうはうはしてしまいます。
まあ、あまりに出来が良すぎると「あれ?これ二次創作である必要なくね?」ってなるのが玉に瑕です(笑
もちろん特殊設定のキャラ満載のGHだけに、二次という形態でないと成り立たないものも多いのですが。

そんな二次創作の特性として、カップリングがあるわけですよ(やっと本題)
硬い調査物でも、十中八九はキャラクター同士の間に恋愛関係が存在します。それがストーリーに関わるかどうかはそれぞれですが。
で、傾向として95%が鉄板のナルぼっさまと麻衣なわけです。
まあ作品の設定上そうなるかなーというのももちろん判るわけですが。が。
なんだかこう、もやもやーっとしたものを感じるのでちょっと文章化してみようと思います。
となると、どうしてもシリーズ最大のネタバレのあの人に触れざるを得ないので、以下折りたたみ。


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2011/01/23 00:40 | Comments(2) | TrackBack() | 本のハナシ

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