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2024/05/18 12:43 |
シャーロック・ホームズ
解剖学は、ぎりぎりセーフでした。
危ない危ない…。
これをもって、試験の完全終了、春休み突入を祝いまして、ツ○ヤで映画を漁ってきました。

Dr.HOUSEの続きを少々と、うっかり借りてしまいました「シャーロック・ホームズ」
あれです。ガイ・リッチー監督の、最も新しいホームズ。
予告があまりにもホームスっぽくなかったので、こんなホームズあるかい!と笑うつもりで借りてきたのです。が。
これが、以外にも以外。想像以上の正統派でした。
そこらのえせミステリ作品よりもよほど、緻密に伏線も張り巡らされ、証拠集めも描写されていましたし。
いや映像はどんどん流れていくので、視聴者が推理するのは難しそうですが(っていうかホームズの知識が変態的過ぎる
もちろん今までにない解釈・キャラクター造形なのですが、見ているうちにだんだん、ホームズってそういえばこんな人だった気がする、という気分にさせられました。
アナーキーで、小汚くて、体面にこだわらない、変人。そして武術の達人で武闘派。
そういえば、インバネスに鹿打ち帽子のイメージがすっかり定着していますが、あの人ボクシングとかやってましたね。あと、謎のバリツ(笑
この新生ホームズなら、なんか愛せる気がします。
個人的イメージとしては、ホームズはやっぱり傲慢な英国紳士であって欲しい気もしますが。

ワトソン君も、久しぶりに有能なワトソン君が見られた気がします。
むしろホームズより強いんじゃなかろうか。
ジュード・ロウにこれまで注目したことはあまりなかったのですが、大変に格好よろしかったです。
史上初、じゃないかしら。
心の底から、ホームズのことをどうしようもない奴と思っていそうなワトソン(笑
まあ才能は認めているにせよ、です。
世の「ワトソン役」というものが「探偵のやることなすことにすげー!と驚いて感心する役」となりつつある現状に、新しい打開策をもたらしてくれないものかしら。

そして、まさかのアイリーン・アドラー嬢。
まるでふ~じこちゃんのようで、可愛かったです。
モリアーティ教授が、意味ありげにちら見せされていたのでもしや、と思って調べたらば、続編が撮影中らしいですな。
ちょっと、楽しみです。

舞台セットも、実に雰囲気満点な19世紀ロンドンでありました。
この時代ときたら、やっぱりロンドン橋ですよね。
建設途中のロンドン橋上での最終決戦のアクションは、心躍るものがありました。
まあ、なんていうか、黒執事アニメ第1期の最終決戦を思い出してちょっと噴いたのは内緒です。
そういえば、時代背景かぶってたなあ…(あっちは仮想英国ですが
やっぱり、19世紀後半のイギリスにおけるアクションの山場は、ロンドン橋に集約されるんだろうか(笑
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2011/02/25 21:43 | Comments(0) | TrackBack() | ドラマ・映画のハナシ
Dr.HOUSE
医療における診断という行為は推理に非常に似ていると思います。
というわけで現在アメリカのドラマ「Dr.HOUSE」を見ています。
1年ほどかけてちびちび進めていた、「FRINGE」を2ndシーズンまでようやく観終わったので次がこれです。
4thシーズンまで棚に並んでいたので、卒業するまではこれで楽しめる気がします(笑

白衣が嫌いで診察が嫌いな皮肉屋の天才医師。
この人物設定だけで好みであることが判ります(笑
基本的に1話完結であることも好ましい。
続いてると、続きが見られない時期にうずうずしてしまうので。
ハウス医師の偏屈っぷりと言ったらもう、素晴らしいです。
出来ればね、偏屈になるきっかけとなった暗い過去とか、ないといいなあ。
なにかしら過去に傷があるっぽいのですが、性格は元々偏屈であることを願います。
後天的な偏屈よりも、先天的な偏屈の方が、よりその魅力を堪能しやすいので!(笑
エキセントリックな性格と、謎(病名)を解き明かすことへの執念や、そのひらめきなどを合わせると、どこかのミステリ作品の探偵役がそのままできそうなキャラクターだよなあ、と思っていたのですが、色々調べていたらやはり言われていました「医療界のシャーロック・ホームズ」
ホームズ自体は実はそんなに好みではないのですが、偏屈で傲岸不遜にして優れた洞察力を持つ変人、という探偵役キャラクターの一類型の元祖は、やはり彼に行き着くというのは否定できないところです。
ハウス医師も薬中毒(こちらは鎮痛剤)だしなー…笑えなーいorz

なにより、ハウス医師役のヒュー・ローリーがセクシーなんですよ。
ミレニアム(ドラマの方)のランス・ヘンリクセン以来の大ヒットであります。
アメリカドラマ界では、メンタリストのサイモン・ベイカーが最もセクシーなドラマ俳優と呼ばれているそうですが、私の好み的には断然ヒュー・ローリーです。
…ランス・ヘンリクセン然り、あまり周囲からの賛同が得られないのが残念ですが(笑
FRINGEのアナ・トーヴも素敵でしたが、やっぱり主人公が魅力的で好みでないと、見続ける意欲は沸きづらいものです。

それにしても。
エキセントリックな天才医師。
ホワイトボードに病名を列挙しての問答。
そもそものメインテーマが診断。
…どこかで見たような?
…。
…。
そうだ。踊れドクターだ(笑
うっかりするとぱくりと呼ばれそうな類似性でありながらそう呼ばれなかったのはたぶん、ファイアー後藤というけったいなキャラクターを作り出した恩恵なのでしょう。と独断と偏見。
あれを東山に演じさせたところが、実に素晴らしいと思います。
忘れられないよ。ムーンウォークとファイアー!の叫び。
実に、イケメンの無駄遣い。いいぞもっとやれ。
まあそもそも、症例や診断の経緯がかぶっているわけでもなし、同ジャンルで済む程度の類似性ではあるしな。
天才医師を阻むのが、日本ドラマでは白い巨塔的な権力争いやマスコミであるのに対し、アメリカドラマでは経営の資金繰りや患者からの訴訟であったりするところに、お国柄を感じて楽しかったり。
踊れドクターは、後藤医師のキャラクター造形からしてコメディに偏っていたので、ひとくくりに同ジャンルと言い切れない部分もありますが。
そもそもあんな研修医無いよ!強すぎる(笑

2011/02/22 17:26 | Comments(0) | TrackBack() | ドラマ・映画のハナシ
感想:ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー
原作:伊坂幸太郎(2007/11/30)
監督:中村義洋
主演:堺雅人
2010/01/30公開

首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、2日間の逃亡劇。
ちょっと重いかなー、と思いつつ、見てきました。
せっかく書いたので、メモから感想を転載です。

重かった、けど、まあ伊坂テイスト全開というべきなのか(笑
よく考えたらひどい状況ひどい話なのに、コミカルだったりほのぼのだったり
最終的な後味は、悪くない感じでした。むしろやさしい。
人と人の、ささやかなつながりが生むドミノ倒しやフィクションならではの連携プレー。
現実ではこうはいかないよねーと誰もが判ってるけど、でも、こうだったらいいなって
思うようなことが、ギリギリのラインでリアルに描かれていて、アリだなって思える。
ファンタジーにはなってない描写が、とてもよかったです。
なによりも、堺雅人さんがいい!
いやほんとに、堺雅人さんがいい!(大事なことなので2d(略
真剣に困ってるんだけど、なんかぽやんとしてて、なんか困ってなさそうに見えてしまう
そんな持ち味が、それ単体では重過ぎる主題を、いい感じに中和してくれてたように
思います。


2010/03/10 18:13 | Comments(0) | TrackBack() | ドラマ・映画のハナシ

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