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2025/05/18 00:07 |
ストーリー・セラー
そもそも、この本について書きたくて、ブログ再開しました。

ストーリー・セラー/有川浩
新潮社
8月20日発売

ついさっき読了して、うわあああああんってなったので書き殴り。
鷲掴みって、こういうことなのかしら。
色々ね、今までも、突かれたらアレなところをいっつも的確に突き刺してくれる、そんな相性の作家さんだったわけですが。
やられた。今回は、やられた。
考えたら一番怖くなっちゃうタイプのことを、ここまで鮮やかにやられちゃったら、もう全面降伏しか残っていないじゃないか。

物語に愛された人=書く側から、物語を愛する人=読む側へ、愛を込めて。
そんな帯の煽りに、もうゾクゾクしてたんですが。
今までの作品で、一番の疾走感かもしれない。
技巧を凝らした精緻な文章も、感情の迸るままに書かれた情動の文章も、どちらも好きなのですが、情動に突き動かしたふりして整合性は決して見失わない理性が、ずるい、憎い。そう、もはや憎い。
物語に愛されたくて、愛されたくて、でもなかなか振り向いてもらえない、愛する立場の自分だからこそ。

重くて、辛くて、悲しくて、でも愛しくて。
そんでもって、物語の根源は、やっぱりラブなんですよ。
で、入れ子細工のような構成にあわあわしたりとか。

話の核心に触れまいとしたら、こんなアバウトな表現しかできない自分の表現能力に歯噛みしつつ。
物語、というものを愛してる人なら、気に入るか気に入らないかは判りませんが、一度読んで欲しい。
生きることと、物語ることは、時として同義なのです。

・・・・・

そしてネットの海にレッツゴー。
久しぶりに有川さんについて検索をかけましたら。
出るわ出るわのトピックの数々。
フリーター、家を買う。が、ドラマ化…だと…!?
阪急電車が…映画化…だとぉ…!?
どうしたの。なにがあったの。これは祭りなの!?
しかも阪急電車は主演が中谷美紀とか嬉しすぎるんですが!
中谷美紀と戸田恵理香とか、そうそうそんな感じ!
うーわー楽しみだ。
どうかどうか、しょぼんぬな出来じゃありませんように…!
そんなことないって、信じてるから!
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2010/08/23 04:13 | Comments(0) | TrackBack() | 本のハナシ

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