恋はドッグファイトが、何故か脳内ブレラのテーマソングです。
いや、たんに活躍シーンで流れてたからなんですが。
しかし、移民宇宙船という気候さえもほぼ制御された環境でも、歌の中では、雨が降っていても雲の上では目も眩むほど光る青空なんだなあ、と思うとちょっと感慨深くなる曲です。
思えば、流星という表現も、大気に包まれた地上にいてこそですしね。(彗星とはちょっと違うと思うんだ
もっと言うと、太陽と月、という比喩すら普遍的なものではなくなる時代が舞台だというのに。
やはり人は大気の揺り籠に抱かれた星を、常に求めているということなのかしら。
なんて、深読みもいいところですが(笑
すっかりこのところCFにうつつを抜かしているのですが、忘れないうちに色々考えたことを文章化しておこうと思います。
・何故VF-27γ ルシファーは、ああもセクシーなのか
もちろん、搭乗者のイメージやカラーリングからの印象もあるとは思うのですが。
TVシリーズの頃、特にブレラに強い関心を持っていなかったころから、いやしかしなんてセクシーな機体だろう!と感嘆することがしばしばあったんですよね。
なので、なんでかなー、とパンフのイラストを見ながら考えていたわけですよ。
先ごろ、やっと気づきました。
ルシファーって、サイボーグ兵専用のシステム搭載だから、風防が完全に覆われてるんですよね。
カラーリングも施されて、完全に肉眼視を想定しないデザインなんですよ。
そこかなー、なんて。
いかにレーダーやセンサーが発達したところで、「人が乗るならば」やはり目視確認というのは捨てきれない部分なんですよね。
オズマ兄貴のハイパー目視ターゲッティングみたく。
しかしルシファーは、それを完全に削ぎ落としているわけです。
そこに、拘束感とか、不自由さとか、異形感を感じ取ってしまうというか。
要するにメカメカしさ萌えともいいますが(笑
目視が利かない=目隠し状態
とでも言うんでしょうか。
まあ、なんていうか目隠しってえろいよね!という(笑
fateに出てくるライダーさんも、そのボディラインや衣装以上にエロスを感じたのは、彼女の目隠しだったりして。
あれ、私結構、目隠しが…好きだった…?(笑
まあ目隠しに限らず、拘束されたり抑制されたりなにかに縛り付けられるような、不自由感にはもともとエロスは付き物なわけで、別に私だけの性癖じゃないよ!と言い訳しておきますが。
その感覚が、ひいては搭乗者であるブレラに感じるなんとも言えないセクシーさにつながったのかなあ、なんて。
ちなみに、サヨナラノツバサの最終決戦時、インプラント引っこ抜くと同時に風防の覆いが音を立てて外れるシーンも大好きです。
つまりやっぱり、風防の覆い=サイボーグ兵としてのブレラの象徴、と捉えても間違いじゃないってこと…ですよね?
余談。
いや、だからといって、目視排除だからといって、シュピーゲルにはエロスを感じない。
なんでだ?ラブリーだから?(笑
いや、あいつもレアメタルさえ…(長くなるので割愛
・そしてブレラ兄さんといえば
某氏との深夜チャットで生まれた、白ブレラさんが大変なことになっております。
白ブレラ→ランカと一緒に脱出艇に乗り込んで、一緒にオズマに保護されて引き取られたブレラさん
すっかりシスコンキャラなオズマ兄さんですが、ランカを引き取った当初はランカ個人がどうこうというより、守りきれなかった船団の生き残りを今度こそ守りたい、という思いが強かったんじゃないかと考えているのですが…ということは、ブレラとランカのふたりぼっちだったとしても、きっと引き取って守ってくれたんじゃないかなあ、と。
ランカもなんだかんだでブラコンだし、お兄ちゃん大好きだし。引き取られてからの11年間、どれだけ惜しみなく愛情を注がれ、大事に可愛がられてきたか判るというもの。
そのオズマ兄さんに、ブレラも大事に育てられてきたとしたら…?
アルト姫もびっくりの、世にも珍しいピュアブレラに育ったに違いない…と(笑
男の子と女の子では違うかもしれませんが、11年前といえばブレラも8歳。オズマの世話焼き体質はきっとブレラにも大いに発揮されたに違い有りません。
やんわり微笑みながら、オズマのことを「兄さん!」と呼ぶブレラ。
いい!すごくいいよ!(笑
ブレラだって姫でいいじゃない!(それもどうか
彼は平和に育ってきたとしたら、たぶん天然さんだと思うので、アルトとボケ倒しの会話をして、ミシェルに呆れられてればいいよ!
さらには、2059年時点での、彼の所属次第でもまた色々夢は広がります。
その1:尊敬する兄(笑)の役に立ちたくて、後を追ってSMSへ→アルトのライバルフラグ・そして姫競演
その2:可愛い妹の心配を振り切れなくて、一般人→戦いの中で守るべきものに目覚めていく→もう主人公でいいじゃん!
その3:もう、ブレラも歌姫でいいよ(え?
正史のマクロスFではヒロイン3人娘でしたが、この場合はヒロインカルテットとなるわけです。
デカルチャー!
ああちなみに、TV版や劇場版のブレラが和解して平和な時代を手に入れて、今までランカを守ってくれた人、としてひっそり尊敬の目でオズマを見てるとかでもいいです。
で、オズマ兄さんも、ランカの兄なら俺の弟だ、と受け入れてくれるといい。
つまりあれだ。3兄弟が見たいんだってば(笑
・グレイスのこと
最近、グレイスの人間性について色々考えています。
そこで、キーになるのはランカ母である、ランシェ・メイとの関係かなあ、と思っているのですが、ここが実に不透明でやきもきします。
いや、逆を衝けば好き放題書き放題でもある、ということではあるんだけど。
小説版ではランシェへ対する反感(あるいは嫉妬、あるいは羨望)がはっきり描かれていましたが、TV・劇場版ではともに、なんらかの確執(一方的なものを含む)はあったんだろうなー、とにおわせる程度の演出なんですよね。
それは研究者としてのランシェへのこだわりだったのか、個人としてのランシェへのこだわりだったのか。
なんだかんだで、ランカを生み出した紛れも無い母としてのランシェと、シェリルを「歌手として」生み出した母に似た何者かであるグレイス、という対比は煮詰めて生きたいところですが。
母としてのランシェに対して、女としてのグレイス…としてしまうのは、対比構図としては綺麗なんですけどね。
お色気担当と言ってしまいがちなグレイスさんですが、セクシーではあるものの彼女に「女」はあんまり感じないんですよね。不思議なことに。
シェリルへ対するグレイスの愛情が、母性なのか、執着なのか、あるいは芸能活動におけるある種の戦友・相棒的なものなのか、その辺りも自分の中でまだまだ咀嚼できていない部分があるので、難しいなあ。
なんにせよ、彼女のシェリルへの最後の願いが「歌って」だったことは、とても象徴的なものだろうと考えています。