先月、近場に大型書店がオープンしました。
なんと県内最大規模だそうな。
ずっと行きたかったのですが、微妙に便の悪い立地のせいで、本日やっと足を踏み入れてきましたよ。
デパートの2フロアをほぼ独占して広がる店舗に、エレベータを降りた瞬間からテンションはうなぎ登りです。
結局、総滞在時間はおよそ3時間半。充実した時間でございました。
広い空間にこれでもかというほど本が詰め込まれ、整然と並べられている様は一種の快感だと思います。
一般図書館の、こなれた雑多感も好きですが、ここでは本は売り物であるがゆえに、出入りする人間の数にも関わらず整理整頓されていて、人気の無い書架の間に立っていると、厳粛な気持ちにさえなります。
内容はなんだっていい!書籍でありさえすればいい!(それもどうか
やはり、紙の本が大量にある空間というのは、味わい深いものです。
いっそ隅の通路に寝袋持ち込んで寝泊りしたいぐらいの素敵空間でございました。
駅前の同系列店の方が天井が高くて、空間的には居心地が良いのですが(天井まである書架と、横にガーって動く可動式の梯子(あれの正式名称が判らない)も素晴らしい。外国の図書館みたいだ)天井が低いのもそれはそれで、ぎゅっと濃縮された感じがして良いものです(結局なんだっていいんじゃないか
ここには、まだ自分の知らないナニカがある。それも大量に!
一生のうちに手に出来る知識は限りがあるけれど、手に入れられる可能性のある「知」の集積は、人ひとりの人生に対比すれば無限とも言えます。だって、日々それは生み出されているのだから。
幸せな時代に生まれたなあ、と思います。
・本日のお買い物
和菓子のアン / 坂木司
光文社
以前から気になっていた坂木さんの新刊をようやくゲット!
そうおいそれとはハードカバーを衝動買いできない身の上になってしまったので、ようやく、です本当に。
相変わらずの、プライバシー侵害ぎりぎりの推理(笑)に、可愛いヒロイン。そしてむやみと和菓子が食べたくなる描写。
物語の舞台は、デパ地下の和菓子屋さん。繁忙期の戦場に祭を見い出して、テンション上がってるヒロインが他人とは思えない(笑
ああ、働きたいなあ、という気持ちが込み上げます。現在、労働に集中できない身の上だから余計に、かな。接客って、癖になるのだもの。
しかし、坂木作品を読むと、登場人物のキャラの薄さにほっとします。
いや、描写だけだと十分濃いんですが。
美人店長の中にはおっさんが入っていて、イケメン社員の中には乙女が入っている。
そこだけ取り上げると十分キャラが立っていて濃いのだけど、「キャラクター物」にはならないギリギリの薄さが絶妙だな、と。
そしてヒロインのアンちゃん(本名は杏子(きょうこ)・18歳)の、自分の体型を嘆く一人称語りが、うっかりリアルで笑えません…!
いや、でもいいじゃない。ふよふよ柔らかいのは正義だと思うの。Lサイズ入れば十分だと思うの。みっしりしてると洒落にならないんだぜ…?(何の話だ
なんと県内最大規模だそうな。
ずっと行きたかったのですが、微妙に便の悪い立地のせいで、本日やっと足を踏み入れてきましたよ。
デパートの2フロアをほぼ独占して広がる店舗に、エレベータを降りた瞬間からテンションはうなぎ登りです。
結局、総滞在時間はおよそ3時間半。充実した時間でございました。
広い空間にこれでもかというほど本が詰め込まれ、整然と並べられている様は一種の快感だと思います。
一般図書館の、こなれた雑多感も好きですが、ここでは本は売り物であるがゆえに、出入りする人間の数にも関わらず整理整頓されていて、人気の無い書架の間に立っていると、厳粛な気持ちにさえなります。
内容はなんだっていい!書籍でありさえすればいい!(それもどうか
やはり、紙の本が大量にある空間というのは、味わい深いものです。
いっそ隅の通路に寝袋持ち込んで寝泊りしたいぐらいの素敵空間でございました。
駅前の同系列店の方が天井が高くて、空間的には居心地が良いのですが(天井まである書架と、横にガーって動く可動式の梯子(あれの正式名称が判らない)も素晴らしい。外国の図書館みたいだ)天井が低いのもそれはそれで、ぎゅっと濃縮された感じがして良いものです(結局なんだっていいんじゃないか
ここには、まだ自分の知らないナニカがある。それも大量に!
一生のうちに手に出来る知識は限りがあるけれど、手に入れられる可能性のある「知」の集積は、人ひとりの人生に対比すれば無限とも言えます。だって、日々それは生み出されているのだから。
幸せな時代に生まれたなあ、と思います。
・本日のお買い物
和菓子のアン / 坂木司
光文社
以前から気になっていた坂木さんの新刊をようやくゲット!
そうおいそれとはハードカバーを衝動買いできない身の上になってしまったので、ようやく、です本当に。
相変わらずの、プライバシー侵害ぎりぎりの推理(笑)に、可愛いヒロイン。そしてむやみと和菓子が食べたくなる描写。
物語の舞台は、デパ地下の和菓子屋さん。繁忙期の戦場に祭を見い出して、テンション上がってるヒロインが他人とは思えない(笑
ああ、働きたいなあ、という気持ちが込み上げます。現在、労働に集中できない身の上だから余計に、かな。接客って、癖になるのだもの。
しかし、坂木作品を読むと、登場人物のキャラの薄さにほっとします。
いや、描写だけだと十分濃いんですが。
美人店長の中にはおっさんが入っていて、イケメン社員の中には乙女が入っている。
そこだけ取り上げると十分キャラが立っていて濃いのだけど、「キャラクター物」にはならないギリギリの薄さが絶妙だな、と。
そしてヒロインのアンちゃん(本名は杏子(きょうこ)・18歳)の、自分の体型を嘆く一人称語りが、うっかりリアルで笑えません…!
いや、でもいいじゃない。ふよふよ柔らかいのは正義だと思うの。Lサイズ入れば十分だと思うの。みっしりしてると洒落にならないんだぜ…?(何の話だ
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いや、ほっそりにはほっそりの、ぽちゃぷりにはぽちゃぷりの、魅力があると思うワケよ!
結論:頑張って有川→桑原→坂木読みますから……まってて杏子ちゃーん!