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2025/05/17 20:43 |
バチカン奇跡調査官
後期試験が来週に迫り、いろいろあっぷあっぷしております。
解剖学なんて、爆発しちゃえばいいのに。
まあ今までの積み重ねが物を言うので、あとはおさらいして臨むしか道はないので開き直る方向で行きたいところですが。

まあそうは言っても本屋へは、つい寄ってしまう習性は抑え切れません。
ストーリーセラー(単行本ではなく、元の競作中篇集(短編かな?)の方)の3巻が出ているのが、気になってしかたないのですよ。
1も2も、買ってないんだよなあ。
でも、パラ読みした限りでは大変面白いよ「作家的1週間(by有川浩)」
ちゃんと読みたい手元におきたいという欲求があるのですが、いかんせん収録された1篇だけのために800円は厳しい財政状況。
いや、他の方のも読めばいいじゃんと言えばそうなんですが。
きっと面白いんだろうなーと思いつついまいち食指が動かないので踏み切れない。
読める時間も冊数も限られてるなら、よだれが出そうになるものだけを読んでいたいという贅沢。
お財布と相談しつつ、しばらくは未練がましく在庫を確認し続ける日々な予感ですよ。

で、その代わりに買ってきたのが
バチカン奇跡調査官 -黒の学院 / 藤木稟
結局他のは買うんだ、というのは禁句で!
読書の衝動には逆らわない主義です。
久々の藤木作品です。
もうね、バチカンで、奇跡調査官って単語だけでノックアウトですよ。
併設されたカソリックの修道院と学院で起こる奇跡と、それを調査しに訪れたバチカンの調査官。
これぞ外連と呼びたい舞台設定は、やはり藤木さんならではだと思います。
奇跡と敬虔と傲慢と人の業、そして連続殺人事件。
薀蓄あふれるミステリは、楽しいなあ。
慣れ親しんだ朱雀シリーズの和テイストとは、打って変わってのキリスト教圏の物語ですが、上手い人はどんな題材でもいいものを書いてくる、という見本をみた気がします。
というか、この人の引き出しの多さは驚嘆に値すると思うのですよ。
このネタで、オチにそれを持ってくるとは正直想定外。
いい感じに予想を裏切ってもらえるのは、やはり読書の醍醐味ですね。
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2011/02/11 21:12 | Comments(0) | TrackBack() | 中の人
今月も有川作品
月も変わったことだし、とさっそく買って読みました。
月が変わるまでは、一応自制してたんだ。一応。
シアター!(by有川浩)の2巻。
牧子さんが相変わらず格好良くてほれぼれします。なんであんな駄目っ子泣き虫に惚れてるんだ…!
勝負に出た今回、結末が気になってたまりませぬ。
そして気になってたまらないといえば、お兄ちゃんですよ。
金に厳しく常識に忠実でゴキブリが嫌いでパジャマの裾をズボンにinするお兄ちゃん。
なんていうか、この有能なのにずれてる感がたまらなくツボにはまってることに、この巻で気づきましたよ!
思えば有川作品でジャストに好みな男性キャラは初めてかもしれない…(普段は男性キャラ単品で意識すること自体があまりないので
自由人の集まりたる小劇団の、みんなのお兄ちゃんっていうか学級担任っていうか、むしろオカンだろう最近。
パジャマの裾をズボンにinはおっさんだと言われての一言。
「就寝中の見栄えを俺の体調より重視するような女と付き合うつもりは無い」
は、蓋し名言だと思います。一息で即答(笑
千歳嬢との絡みが微笑ましくてよろしいです。
お兄ちゃんがまったく意識してなくて気づいてないのがまた微笑ましい(笑
しかし、私の脳内ではすっかりお兄ちゃん眼鏡だったんですが、改めて口絵を良く見ると、普通の好青年っぽい顔でびっくりしました。眼鏡じゃなかった…!
しかし比較的恋愛色の薄かったシアター!ですが、水面下では色々あったのが判明してきた第2巻。
一応メインどころの牧子さんと千歳嬢ですが…なんだか上手く行くイメージがもてないのは何故だ(笑
上手くいくのかなーどうなのかなーこれからも現状維持よ☆的なオチで、あくまでも決着は劇団関係の決着だけで話が終わるのが、いちばん想像してしっくりくるのはどうなのかしら(笑

シアター!を読んだおかげで、なんだか無性に、いかにも「お芝居」という感じの映画が見たくなって、ツ○ヤに漁りに行ってきました。
今回のチョイスは「マジック・アワー」(by三谷幸喜)
決め手は、深津さんと佐藤浩市。
脇役陣まで豪華きわまりなく、妙にキャラが濃くて良かったです。オチが素敵。
こういうタイプの邦画は普段あまり見ないのですが、深津さん効果すごいよ!
深津さんは大変美しかったです。可憐だ…!そしてやっぱりエキセントリックな演技が似合うなあ。
彼女のお芝居は、抑えた役や等身大のものよりも、こういうキャラの立ったものの方が好みです。
まあ、最初がすみれさんだからしょうがない、か…(笑

棚に並んだ作品群を見ていて、ふと気づいたこと。
ずっと見てみたい見てみたい。いつか見る、と思ってる作品があります。
「それでも僕はやってない」と「誰も知らない」
それぞれ、痴漢冤罪とネグレクトの話ですが。
ここ数年、見たい見たいとは思いつつも、いつも受け止めきれない気がしてためらって先送り中。
そういえば昔すごく好きだった「告発」も、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」も、今は見られる気がしない。
なんというか、ずいぶんとキャパが小さくなったもんだ、と思います。
気づけばこのところ嗜好がすっかりエンタメ系。
考えさせられるようなテーマが全面に出てくる作品は、敬遠しがちな今日この頃です。
他人の人生の重さなんて受け止めきれないよ。自分の人生で手一杯だ(笑
人間が書けている作品よりも、キャラクターが活きている作品に手が伸びます。

で、一緒に借りてきた、綾瀬はるかつながりの「ハッピーフライト」は、素晴らしく面白かったです。
スウィングガールズも面白かったので、期待してたのですが、裏切られなかった!
綾瀬はるかは本当にキュートだと思います。可愛いっていうよりキュートと表現したい感じ。
そして、チーフパーサー寺島しのぶが格好よすぎました。クレーム対応の極意を見た気持ちです(大げさ?
しかし、緊急時にはCAはサービス要員ではなく保安要員として行動する、というエピソードに驚いてみたり。
いや、よく考えたらそうだよね。CAとパイロットしか乗員居ないんだから。CAがしなきゃ、他の誰が保安するんだっていう話だ。
そりゃあCA、狭き門だよなあ、と納得。

綾瀬はるかが静かなブームなので、次は僕の彼女がサイボーグなアレでも見ようかしら。
でも、おっぱいバレーを借りる度胸が出ない自分が、ちょっと釈然としなかったり(笑

2011/02/09 00:26 | Comments(0) | TrackBack() | 中の人
謹賀新年(10日遅れ
明けまして(以下略)と今さらです。
やっと…やっと、この連休にて年始モードが終了しました。
年末、帰省のため4日休むはずが、結局実質2日休みになったり(勤務してから帰省、帰宅したその足で出勤とか)した挙句の、30日から8日連勤、1日休んで締めの3連休という過密スケジュールでしたが、これでもまだもっと働いている人が居るとか、なにこのファミレス(笑
さらには年明け早々、パートさんのお子さんが入院してしまって急遽休みになってしまったり、三が日きっちり休んでたお姉ちゃんが、出てきた瞬間ウィルス性胃腸炎を発症して出勤停止になったりと、波乱含めの幕開けで、出勤時間上乗せし放題(笑
働きながら年越ししなかっただけ良しとしておくべきか(来年はそんなことになっている予感)
少しはずらせる盆と違って、お正月は確実に主婦のみなさまが休んでしまうので、学生やフリーターにしわ寄せが来るのはしょうがないのですけども。その分来月は、試験で休むわけだし。
毎日8時間働きながら、あれ?私就職したんだっけ?とか思ったのは、まあしょうがない(笑
そして明日からは学校というわけで。
年明け早々に引き込んだやけにしぶとい鼻風邪と戦いつつ、見ない振りしていた課題その他をやっつけないと…な…(遠い目

そしてそんな中、1月期のアニメが始まりましたね!
まだ見てないのですが、職場のあんちゃん情報によればGOSICKのアニメは”アリ”らしいので、楽しみです。
私…課題と小テストが終わったら、まとめて録画を見るんだ…(ある意味死亡フラグ
他にもいくつか気になってる作品もあるので、ちょいちょいチェックしていきたいところです。
あとは、むしょうハウルの動く城が見たいです。
何故だか定期的に見たくなるので、そろそろDVD購入を検討すべきかと悩んでます。
年末に実家で原作読んだせいかしら。
原作ハウルは、戦争が絡んだりとかしない分、ジブリ版よりもさらに、清清しく駄目男だと思います。
ちなみに他には占星術殺人事件(原点)を再読して、ハガレンを全巻宅配にて持ち帰ってきました。
やっぱり、御手洗は占星術~異邦の騎士(刊行順)辺りが一番面白いと思うんだ。

冬休み頑張った私へのご褒美のように(そんなことはない)明後日には、ゴーストハントのリライト版第2巻が発売です。2ヶ月に1度のこれで、刊行が終わる今年の11月までは元気に生きていける気がします。
翌日小テストで、ほのかな死亡フラグが立ってますが、読むんだ。絶対当日読むんだ、私…。他の時間をどんと頑張ればきっと大丈夫なはず。いや大丈夫だって。たぶん。

2011/01/10 22:49 | Comments(0) | TrackBack() | 中の人
想定外に

長らくの放置となりました。
なんだかんだで、ずっとPC立ち上げてすらなかった!

その間ずっと、近頃のライトノベル、ひいては少女小説の傾向だとか、シェリルとランカのキャラクター造形についてとか、マクロス映画後編は誰がさよならなんだとか、某ポプラ社大賞ってどうなのとか、いろいろ考えていたわけですが。
近頃気になっているのは、やはり例の都条例ですか。
なんていうかね、大丈夫か日本、と思いますよ。こんなのが可決されるようで、大丈夫なのか?
今回たまたま規制されているのが、いわゆる反社会的と言われるジャンル、しかも性描写なので、よく知らない人には「なんで反対するの?いいことじゃない」と言われてしまいそうなところが、また上手いところ突いてきたよなあ、とか。
でも、これで、法律(条例ですが)によって表現が間接的にとはいえ規制される前例ができてしまったんだなあ、と思うと慄然とします。
そりゃあ確かに、過激な性描写やあまりにもアングラなものが、18歳未満のお子様の目に触れてしまうことは、良い事とは思いませんよ。できれば触れさせたくない親心も判ります。
でもね、例え18禁マークをつけようと、販売規制をつけようと、子供というのは隠されたものを見たがるものです。
隠された、規制されたものを見ることを、英雄的行為と看做す傾向もあります。
これは、昔からのことですよね。
どんなに規制したところで、それをかいくぐることは可能だし、見る子はなんとしても見ますよ。
だから、必要なのは規制ではなく教育だと思うんですよ。
これはいけないものだ、という認識。
大人の世界を盗み見していることを、後ろめたいと感じる気持ち。
そして、反社会的なものを良くないと感じ、自ら遠ざける知恵。
その上で、二次元と現実を混同しないこと。
それらを子供に教えることもできていない現状で、ただ規制することだけに躍起になって、いったいなんになるんだと。
今、それらのものから隔離されて育った子供たちも、いずれは18歳を越えるわけですよ。なんの免疫もないまま。
無意味だなあ、と感じます。
臭いものにふたをしたってしょうがないと思うんだけどなあ。

ものが都条例なだけに、地方都市在住者には微妙に遠い問題なわけですが。
でも国もかつて児ポ法とか色々やらかしてきたわけで、決して他人事ではないです。
というか、ほとんどの出版社が東京にある以上、ある意味全国的な規制とも言えるわけですよ。東京という市場自体もずいぶんと大きいものですし。
こんな片隅の誰も通りすがらないブログとはいえ、なんらかの声は上げていきたいなあとか。今さらだけど。
ミクシィニュースをふらふらしてて垣間見た、人の日記に愕然としましたもの。
東京アニメフェアに不参加を表明して、条例にも反対の姿勢を表明し続けている各出版社をさして
「ばかな出版社」だと。
規制される内容書かなきゃいいのに、ばかじゃん。とか言ってるわけですよ。
その内容がなんであれ、法によって出版物の内容が規制される前例ができたことの恐ろしさを、感じる人が増えればいいと思います。
自分が読まないジャンルだからどうでもいいとか、そういう姿勢が、やがては検閲のある社会を実現させてしまうかもしれない、というのは決して杞憂ではないと思うのですよ。
自分に関係なくなんか、ないんだよ、と。すみっこのすみっこからですが、どうしても訴えておきたくなりました。
そして、反対を表明している出版社の方々には、是非頑張って頂きたい。
そこに屈されてしまうと、草の根からはなにもできなくなってしまうので。是非頑張って頂きたい。

この出版不況の中、なんだかんだで売り上げの多かろう欲望産業分野に規制がされてしまったことによる、各出版社さまの体力の消耗も危ぶまれます。
欲望産業は不況に強い、とは学生時代に通った古本屋のおいちゃんの言葉ではありますが。
本の売れないこの時代、一般文芸を出版する体力は、エロ漫画の売り上げに支えられているかも知れない。
出版社のHPが減る=地味に面白い本の出版確率が下がるわけなので、そこも頑張って頂きたい!非常に!
爆発的に売れなくても、地味にいいものを書いている作者さんたちが、淘汰されるような不況に陥らないことを、切に願います。

というかそんな条例作ることに躍起になる前に、現実の性犯罪の取り締まりだとか3次元違法ポルノの規制だとか、性犯罪被害者の支援だとか、そういうところ頑張れ、行政!


2010/12/23 23:21 | Comments(0) | TrackBack() | 中の人

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